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ニュース 2020/02/10

移動式クレーン運転者に求められる心構え

移動式クレーン運転者の心構えとして必要なことがいくつかあります。

安全な作業が行えるように身支度を整えること、移動式クレーンの仕組み操作方法を十分理解しておくこと、危険な状態での作業を絶対に行わないこと

上記と同じぐらい、もしくは上記以上に大切な心構えがもう一つあります。

「たとえ指示されたとしても、不安全な作業は絶対に行わない」(改訂第5版小型移動式クレーン運転者教本/全国登録教習機関協会著 より)

ということです。

何かの間違いで例えば自分の上長から不安全な作業を指示された場合、運転者は「その指示通りに作業することは適切でない」と判断し、上長にそのことを説明できなければなりません。

それはその場での責任者が誰であっても、現場の安全を守る最後の砦はクレーン運転者であることに他ならないからです。

使い勝手が良く多くの現場で便利に活用されている小型移動式クレーンですが、ひとたび判断を誤れば重大な事故を招き得ます。

それゆえにクレーン運転者には「指示されたことをただやる」という姿勢では不十分です。指示された作業をそのまま実施しても大丈夫なのかどうかを自身で判断できるようになることが必要です。